シネマジャケット

映画について色々書き殴ります。たまに音楽。





                                                                                                



徹底比較!歴代バットマンのコスチューム、どれが一番お好み??

 

先日、俳優のアダム・ウェストが亡くなった。88歳だった。

アダム・ウェストと言えば、1966~68年に製作されたドラマ版バットマンで主役のブルース・ウェイン/バットマンを務めた俳優で、その他アニメやゲームの声優としてもバットマンに貢献してきた人物でした。

同じくアニメ・ゲーム作品において、長年ジョーカー役として声優を務めるマーク・ハミルツイッターにて追悼の写真とメッセージを掲載していた。

とても素敵な写真ですね

 

また、15日にロサンゼルスで行われた追悼式では彼の功績を称える手段としてこの上ない演出も行われた。

市庁舎に映し出されるバットシグナル。粋すぎる。

 

彼が遺した偉業、「現実の世界でバットマンを演じブルース・ウェインとして生き抜く」というバトンはこれまで数々の選ばれた俳優に受け継がれ、現在ベン・アフレックの手の中にあり彼は走り続けている。

一度アフレックは手放しそうになったが、このバトンはそれ程に重いのだ。

去年公開の「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」の評価が著しく低かった為か、その上彼は2003年に主演したアメコミヒーロー映画「デアデビル」がバッシングされたという過去もある。

また、「史上最高のアメコミ映画」と名高いクリストファー・ノーラン監督の「ダークナイトシリーズ」の直後という状況も起因しているかもしれない。

しかし、個人的にアフレックが演じたバットマンは素晴らしいと思っています。

初登場シーンで警官の背後に潜み、闇の中で彼を凝視する姿には生理的に恐怖を感じる程だった。

バットマンは「犯罪者に恐怖を与える存在」というのは受け継がれ続けてきたテーマでもあるし、この観点からいえばベン・アフレックが頭一つ抜けているように感じる。

そう、多くの俳優が演じてきたバットマンにはそれぞれ違った魅力があるのだ。

 

 

という訳で、映画版歴代バットマン達の個性に関してスポットを当てていきたいのですが・・・

今回はコスチューム。その一点に関して注目してみましょう。

 

 

バットマン」「バットマン リターンズ」(演)マイケル・キートン

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映画版第一弾、「バットマン」におけるバットスーツ。

目立った特徴としては、胸に配置されたイエローのバットエンブレムと、同じく黄色のユーティリティベルト。アダム・ウェスト版からそのまま継承されていますね。

この黄色は、そのまま本作のイメージカラーになっています。

それからスーツとマントの質感にも目を向けてみると、全体的に鈍い光沢を帯びていることに気が付きますね。

これによって「生物感」が前面に出ているように感じます。闇夜に出くわした際、人間ではない別の生き物に見えるような・・・

いかにもティム・バートンらしいデザイン。

 

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2作目「バットマン リターンズ」においてもほとんど変化は見られませんが、胸から腹部にかけてのデザインが若干変更されています・・・強度向上のためでしょうか。

そのおかげでヒーローっぽさが増しているような気もしますね。

 

 

バットマン フォーエヴァー」(演)ヴァル・キルマー

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ティム・バートンからジョエル・シュマッカーに監督が変更になり、大幅なイメージチェンジが行われた作品。

バットスーツは一作目「バットマン」のデザインをスタイリッシュに進化させたように見えます。

黄色のカラーリングはバットエンブレムにのみ残し、ベルトはスーツ全体と同じ配色に。

ケープも従来とは異なり体の全面を覆わないような設計になっています。

非常にダークかつヒロイックな仕上がりで決定版とも思えますが、気になるのは・・・乳首

不思議なもので一度目に入ってしまうとついつい気になってしまうんですよね。

しかも作中で乳首を強調したカットがいくつか入っているため、アピールしているとしか思えない・・・

何度か見ていると慣れてしまうんですが。

 

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作中後半では、別のスーツを着用します。

お?乳首消えとるやん!・・・と思いきや、相棒ロビンに継承されています(笑)

シュマッカー監督の乳首に対する謎のこだわり。本人曰く「スーツは古代ギリシャ彫刻から来ており、完璧な体を表示する。これらは解剖学的に正しい(wikipediaより引用)」との事ですが・・・

一応今作からファミリー向けに特化し始めたはずなんだけど・・・当時の子供たちの目にはどう映ったんだろう。

まあそれは置いといてこのバットスーツ、注目すべき点がいくつかあります。

大きな変更点はバットエンブレム。楕円の中にコウモリのマークというデザインを廃止して、スーツに掘り込む形にリニューアルされています。

他にも金色がかったベルト等の特徴を加味すると、後述する「バットマン ビギンズ」版バットスーツの原型ともとれる非常に革新的なデザインなのではないでしょうか。

 

バットマン & ロビン Mr.フリーズの逆襲」(演)ジョージ・クルーニー

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シューマッカー監督第二作目のデザイン・・・ってなんで乳首復活しとんねん!!

いや、もうこの点に触れるのは控えましょう。

全体的に小さく纏まってしまったように思えるこのデザイン(乳首を除いて)ですが、今までは常に配置されていた黄色、金色の配色が消えています。

大人しいデザイン(乳首を除いて)に見えてしまうのはそのせいなのでしょうか。

・・・駄目だ、乳首から離れられていない自分がいる。

 

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さてコチラ、後半のシーンで着用するスーツです。

前半大人しめだった反動がここでやって参りました。

全体にあしらわれたシルバーの配色。かなり賛否が分かれそうですよね。

しかし意外なもので作中では上記の写真ほど目立ってはおらず、「あ、なんか変わったスーツだな」というレベル。

それをアリとするかナシとするかは・・・あなた次第。

乳首がロビンに継承されているのは相変わらず。ていうかよく見るとバーバラにも・・・?

 

バットマン ビギンズ」(演)クリスチャン・ベール

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クリストファー・ノーランが手掛けた、21世紀初のバットマンですね。

作品のテイスト・内容も極めて現実的にモデルチェンジ。新時代の幕開けを感じさせるバットマン映画になりました。

そんなノーラン版第一作におけるバットスーツには、軍事用コンバットスーツを改造して作られたという設定の実用的なデザインを採用。

従来のデザインを比べると、圧倒的な耐久性の高さを感じられます。

ヴィジュアルに関してもエンブレムはスーツに掘り込まれ、鈍く輝く金色のベルトといった、「フォーエヴァー」後半のスーツを思わせるスタイリッシュな仕上がりに。

気になる点を挙げるとすれば、ケープがスーツから若干浮いているような気がするかな?

 

ダークナイト」「ダークナイト ライジング」(演)クリスチャン・ベール

 

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アメコミ映画最高傑作と名高い「ダークナイト」で使用されたバットスーツ。「ライジング」でもほぼ同じものが採用されていましたね。

「ビギンズ」のスーツの不便な点を改良して作られた(実際にブルースが不満を述べるシーンもありました)、洗練されたデザイン。

従来のものと比べて大きな変更点は。細かく分割されたプロテクター。これによりスーツ全体の柔軟性が増し、より俊敏な戦い方が可能になりました。

また今までのスーツとは違い、カウルとスーツを分割する事で首を回す事ができるように。

「軽量化に伴い、耐久力は若干落ちている」という設定を含めて、バットマン映画史上最も現実性の高いデザインになっているのではないでしょうか。

 

 

 

バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」(演)ベン・アフレック

 

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「マン・オブ・スティール」から始まったDCエクステンデッドユニバースに登場するバットマン

「300」ウォッチメン」において圧倒的なコミックの再現力を見せつけた、ザック・スナイダー監督らしいデザインです。

現実とコミックの世界観を上手にミックスしたこのバットスーツからは、他の作品には無い禍々しいオーラが感じられますね。

短い耳、縦に太いエンブレム、濃いめのグレーを基調としたスーツ。

そしてその巨漢から放たれる威圧感は、実際に相対した敵に生物学的な恐怖を与える。

プロテクターを身に着けているわけでもないのに、並大抵の攻撃は受け付けなさそう。

 

 

 

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終盤、スーパーマンと戦う際に身に着けていたスーツです。

グラフィックノベルダークナイト リターンズ」の中で老いたブルースが対スーパーマン用にこしらえたスーツを、巧みに実写映画的なデザインにアレンジしています。

クリプトナイトによってスーパーマンの身体能力が格段に落ちることを前提とし、耐久性を極限まで高め、一発一発の打撃力を特化。

代償として俊敏性と飛行能力は失われています。

 

 

 

如何だったでしょうか。

10種類のバットスーツを紹介させていただきました。

ファンから絶大な支持を集めるスーツから、カルト的な人気を誇るスーツまで、同じバットスーツまで多種多様ですよね。

各々個性があるのは確かなのですが、それでも興味のない人からは「全部同じじゃん」とか言われてしまうんだろうなあ。